imterlawの日記

郊外にぽつんと立った豪華な屋敷

2016年にやったゲームふりかえり 番外編

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昨日、2016年にやった面白いゲームを振り返ったが、そこで書ききれなかったゲームについて書きたくなったので書いておく。

 

 

 

ウィッチャー3 DLC 「血塗られた美酒」(PS4)

ウィッチャー3は2015年プレイした中で最も良かったゲームだが、

そのウィッチャーのDLCが今年出た。

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ウィッチャー3自体がとんでもなく丁寧に作られた中世ファンタジーRPG で本編のできに随分感動したものだったが、まさかDLCがそれを超えてくるとは思わなかった。

まず分量がすごい。新規のオープンワールドのフィールド1つ(本編では大きなフィールドが4つほどあるのだが、それと比較しても2番目にでかいフィールド)をまるまる新しく用意し、しかも北欧をベースとした本編とはガラリと違う、フランスあたりの地中海地帯をモデルとした明るい場所となっている。

さらには分岐するマルチエンドの新たなストーリーが用意され、練られた大量のサブクエまで含めてDLCだけで30時間以上遊べる代物になっている。

ストーリーに関しては主人公リヴィアのゲラルトの最後の冒険にふさわしい、非常によくできたものであり、特にマイナスをつける点もない。

個人的には、凍結された銀行口座から金を引き落とすために銀行中の窓口をたらい回しにされるという、非常に馬鹿馬鹿しいサブクエが一番好きだ。

 

ウィッチャー3は、残念な点として「序盤がつまらない」ということがあげられるが、本当に序盤さえしのげばめちゃくちゃ面白いゲームだからぜひやってほしい。

 

 

 

 

人喰いの大鷲トリコ(PS4)

 

ICOワンダと巨像上田文人の作品、ps3で出る出る詐欺から早幾年、ついに発売された。が、正直そんなに面白くなかった。

よく言えばICOの延長線上にある雰囲気が素晴らしいゲーム、悪く言えば操作性もカメラもいつの時代の3dゲームなのか疑うレベルでよろしくない。

謎の遺跡で目が覚めた主人公が、傷ついた「トリコ」という巨大な猫と鷲のキメラのような生き物と出会い、心を通わせ、遺跡を探索していくゲーム。

 

主人公と大鷲トリコのふれあいに関しては文句は一切ない、そこは完璧で素晴らしいゲームだった、だが、トリコを用いた謎解き、アクション要素は普通のゲームだった(普通に遊べるくらいには面白い)。

「トリコ」という架空の動物にこれほどまでの存在感、「現実にいてもおかしくないしぐさ、反応、動き」を組み込んだことは本当にすごいし、その点で買って良かったゲームではある。が、ゲームとしての面白さを判断基準とするならば、同時期に発売されたFF15の方を推す。

 

 

TrickyTowers(PS4)

2016年最悪のストレスゲームランキング堂々の殿堂入り。みんなにプレイしてほしいゲーム

10月のフリープレイに入っていた。キャッチーな見た目と裏腹に極悪難易度のパズルゲーム

元はテトリスなのだが、このゲームはテトリミノを「積み重ねる」ことに意味がある。

それだけなら良かった、だがこのゲームはそんな簡単じゃない。「物理演算を組み込んだテトリスでテトリミノを積み上げる」ゲームなのだ。積み上げたテトリミノが簡単に崩れる。ゲームモードは3つ。

1つ目がパズル。これはTrickyTowersの中でも擁護可能というか、むしろ面白い、やって後悔しない。与えられたテトリミノを一定の高さを超えないように敷き詰めていき、高さを超えずに一つも崩すことなく設置すればクリア。これは面白い。純粋に頭を使うし、物理演算のせいで無茶な置き方をすれば簡単に崩れて終わる。うまいこと落ちない置き方を探してなんども試行錯誤する過程は純粋にゲームとして面白かった。物理演算のテトリスというゲーム要素を最もうまく使いこなしている。

 

2つ目がタイムアタック。これは決められた制限時間ないに一定の高さまでミノを敷き詰めるゲーム。これだけならいいのだが、敷き詰めている最中、妨害が入る。その妨害がうざい。例えばテトリミノが異様にでかくなったり(でかいせいで安定した重心をとるのが困難)、テトリミノの回転が封じられる(意味不明)、設置したテトリミノがコウモリによって持って行かれる(最悪のストレス)。絶対に安定して設置できない巨大化したミノなど日常茶飯時、妨害をくぐり抜けながら高さを狙わないといけない。かなり難しい。順番が固定されたブロックを敷き詰めていくパズルとは違い、このタイムアタックで出てくるミノのパターンは完全ランダム、試行錯誤で都合のいいパターンを見出せ。

 

 3つ目、これがおかしい、サバイバル。3つのライフを持った状態で、指定された個数のミノ(50とか100とか)が落ちてくる中で、自分のミノを崩さずに高くしていく必要がある。何がクソかって妨害が入る点だ、タイムアタックのと同じような妨害が入る。崩れるだけでリカバーも可能なタイムアタックと違い、このゲームでは崩れたらライフが減る。

コウモリがミノを持ち上げてそれが盤面外に落ちたらそれでもライフが失う、ふざけているのか?しかもコウモリによる妨害を解除するにはコウモリが持ち上げたブロックに、別のブロックを当てるしかない。当てたらコウモリが離れ、コウモリが持っていたブロックが落下する、重力で慣性ついた状態でな。このせいで落下したブロックが跳ねて変な方向に固定されることがある、防ぎようがない。ミノの回転を封じられた状態で、絶対に安定しないブロックが落下してきた場合、そこで詰む。このゲームは落ちてくるミノがどれであっても対応可能なように隙間を開けながら上に積まないといけない。無理。

妨害の中に、ミノが高速落下してくるものがあるのだが、落下速度が速すぎる。そのせいで対応できずに変な方向に、重力のせいで「ななめに」落ちたらどうなると思う?

対処不能だ。テトリスの中に斜めになったミノが紛れ込んだことを想定してほしい。その上に新しいミノを置いたらどうなるだろう。答えは「安定せずに崩れて落ちる」だ。

落ちたら体力をロストする。このゲームのライフはほとんど機能しない。なぜなら一度ミスしてミノが斜めに設置された瞬間、その上には2度と新しいミノを設置で気ないからである(うまいこと左右を利用して斜めに入ったミノを無視するプレイングも可能だが、そのための場所を広くとる余裕はない)。

一度自分の操作を離れたミノは重力に任せて自由に積み重なっていくのに、こちらはテトリミノを普通のテトリスのように90度ずつにしか回転できない。ありえないだろ。

 

このゲームは一人用プレイでは以上の3つのモードのステージが計50個あり、私は49ステージまでクリアした。が50ステージ目、サバイバルの最後のステージがクリアできなかった。合計で20時間くらいプレイした気がするがもう無理。ストレスでしかない。

謎の中毒性で結構プレイしたがストレスを溜めるだけ。ストレスが欲しくなる麻薬か何かか?