imterlawの日記

郊外にぽつんと立った豪華な屋敷

2019年にプレイした据え置きゲームの感想

2019年も終わりということで今年やったゲームについて。

あんまりゲームできなかった気がする。

 (ポケモンを据え置きゲーだと脳みそが認識してなかったので、追記します)

 

 

1.バイオハザードre2 (お勧め度★★★☆☆)

あのバイオ2のリメイク。めっちゃ良くできているゲーム。お勧めできる

ただし、ホラーゲーではなくアクションゲームとして。

リソース管理してゾンビ倒して先に進んでいくというバイオの楽しみは有るけど

意味不明に閉じ込められた洋館からの脱出を描くバイオ7とは趣が異なるゲームだった。

いや、リメイク作品だし原作的にもビハインドビューを採用するこの選択はよかったと思うものの、バイオ7のあの突き抜けた恐怖を求めて買うとちょっと違う。

 

2.God of war(お勧め度★★★★☆)

去年のGoTY(game of the year)。やってなかったので今更。

シリーズものだが、表題から数字が消えてることからも見て取れるように心機一転、このゲームから始めてもわかるようになってる。

亡くなった妻の遺言を果たすため、神殺しの男クレイトスとその一人息子アトレウスが旅に出るというところから始まるこのゲームは、確かに面白い。

北方神話を下敷きにしたストーリー、最強を呼ぶのがふさわしいクレイトスの戦い方

などなど、普通にサクサク遊べて楽しいゲーム。

このゲームの特異性は徹頭徹尾「父と子」という関係性を描こうとしているところにある。数多くの人や神を殺した過去、自らも神であるという素性を息子に隠したいクレイトスと父のような戦士になりたい、幼さゆえの無配慮、純真さが危ういアトレウスの関係性をずっと描き続けるゲームだ。

このタイプのゲームを「アクションゲーム」でやろうとしているのはすごいと思う。

 

でも去年のGoTYはRDR2にとって欲しかった・・・・。

 

3.SEKIRO(お勧め度★★★★★★★★★★★★☆)

文句なしのGoTY、2019年という新時代を代表するアクションゲーム。

フロムが、ソウルシリーズで築き上げた自らの死にゲーのポジションを自分自身で超ええた、脱帽、天才としか言えない。

高難易度ゲームにありがちなヒットアンドアウェイで隙を見て殴り、徹底的にリスクを負わないボス戦の方法、これに対するアンチテーゼとしての体幹システム、これこそがSEKIROのすべてだ。オンラインも無ければステ振りもない、体幹削って敵を倒す、これ以外の要素を削ぎ落としたストイックさこそがSEKIROの魅力と言えるだろう。

 

SEKIROのボス戦は敵の「体幹」を削る戦いになる。敵と刃を交えることで体幹の削りを蓄積し、ゲージを削り切ったら一撃必殺の忍殺に派生、敵のゲージを削りきる。この繰り返しだ。

体幹は放置すると回復されるため、プレイヤーは必然的に勝つためにリスクを負って敵の懐に入り込み、切り結ぶことになる。

パリィを簡略化させた弾き(失敗してもガードに派生するリスクのない仕組みが上手い)で敵の攻撃をガードすることでも体幹を削ることができるため、ガードと攻撃を駆使してなるべく敵と刃を重ねることが勝利への道筋になるのだ。

もちろんガード不可攻撃もあるものの、予備動作に対して「ガード不可」のアラートが出るため、大きな理不尽さがない中で攻撃防御回避のじゃんけんを繰り返すことができる。

強敵との剣戟ででるアドレナリンがあまりにも楽しい。

 

細かい不満点(竜咳が死にシステム、忍具にカス混じってる、怨嗟の鬼がゴミ)刃あるものの、やはりこのゲームこそ2019年を代表するゲーム。

 

 

4.FE 風花雪月(お勧め度★★★★★)

あのリンカーンVSエイリアンで有名なインテリジェントシステムのシリーズ作品FEの新作。初FEだったがめっちゃ面白かった。何が面白いっていうより、ゲーム全体の質が極めて高い。

学園パートと戦闘パートの繰り返し、学園編からの戦争編でかつての同級生と殺しあう仕組み、3つの学級、本当によくできたゲーム。

ドラゴンに乗るのが強くてみんなドラゴンに乗ってた。

 

5.ゼルダの伝説 夢を見る島(お勧め度★★☆☆☆)

夢島のリメイク作品。いや、面白い、面白いんだけど今更夢島やる必要あるかと言われたら別に…。

ブレスオブザワイルドとはもちろん比較すべきじゃないんだけど、もう今後のすべてのゼルダは否応無しにブレスオブザワイルドと比較されるからかわいそう。

 

 

 

5.イース8(お勧め度★★★★★)

 

初めてのイース、面白い。

http://imterlaw.hatenablog.com/entry/2019/04/29/221333

 

ダーナというキャラにどこまで共感できるか。ダーナに始まりダーナに終わるゲーム。

バッドエンドのルートが一番後味よくない?

 

BGMめっちゃいい。AtoZとかHOPE ALIVEとかEVERLASTING TRANSEUNTとか。

タイトルBGM、メインテーマが良いからエンディングも良いし、スタッフロール明けのタイトル画面もいい。

 

6.イース9(お勧め度★★★★☆)

8が面白かったから9も買った。面白い。

遊びやすさもあがってるし、映像も綺麗だし(8はvitaのゲーム)良いんだけど

ストーリーの規模とか、エンディングとか含めると8の方が面白いんじゃないかと思う。

ダーナいないし。

 

BGMよかったけど、メインテーマが8が強すぎて印象薄くなっちゃう。惜しい。

 

7.モンスターハンターアイスボーン(お勧め度★★★☆☆)

ワールドのDLC。面白いんだけど、細かいところワールドより劣化してない?

隙を消す方向に理不尽に進化したモンスター、特にジンオウガがひどい。

アプデでましになったけど、初期の導きの地も激ヤバだった。

面白いけど。

 

8.DEATH STRANDING (お勧め度★★★★★★★★★★★★☆)

ポストアポカリプスの世界で、荷物運びながらアメリカをつなぎ直すゲーム。

何言ってるのかわからないと思うが、デスストは荷物を運ぶゲームだ。

広大な世界で荷物を待ってる人に届けに行く、これだけなのに面白い。ウーバーイーツ体験ゲームとでも言えば良いか。

 

「人とのつながり」をメインテーマとして描き続けようとするシナリオプロットと荷物によって人とつながるというゲームシステムが完全にマッチしているのがこのゲームの面白さを生んでいる。

 

このゲームの面白さはゲーム内の繋がりだけではなく、ゲームを通じた他のプレイヤーとのつながりを感じるところにある。

誰か他のプレイヤーが作った休憩スポットや道、看板などが自分のゲームにも反映され、それに「いいね」を押すことができる、ただこれだけなのに面白い。

自分が作った発電機が他の誰かの役に立っているという面白さ、自分が立てようとしている道に誰かが資材を入れてくれることのありがたさ、言うなればソウルシリーズの血痕とかメッセージなのだが、それをゲームメカニクスに組み込んだ小島監督は本当にすごい。

 

自分はただゲームの中で荷物を運んでいるだけなのに、その営みが他の誰かのプレイヤーの助けとなり、他の誰かにまた助けられるという営み。

オンライン協力プレイではない適度な距離感で描かれる「確かな他の人からの助力」が、ポストアポカリプスで滅んだ荒涼な世界のなかで確かな暖かさとなる、そんな不思議なゲーム。

 

 

2019年のゲームは小粒なものが多かった気もするが、日本のゲームがめっちゃ面白い年だったと思う。2020年にも期待したい。ghost of tsushima早くやりたい。

そろそろcyberpunkも出るだろうし、なんならPS5も出る。楽しみだ。

 

 

 (追記)

8.ポケットモンスター ソードシールド (お勧め度★★★☆☆)

 年を重ねるごとに周りのゲームが進化していき、気づけば完全に古臭いゲームになってしまったポケモン。手軽にやるならソシャゲでいいし、据え置きにしてはあまりにもチープ。誰を狙ってるのか教えてほしい。

 

ジム戦にスポットライトを当てるという方針と、それに噛み合うダイマックスのシステムはよかった、これに関してはすごい。両手をあげて褒められる。よかった。

シームレスな戦闘への導入とか、BWを彷彿とさせるラス1BGMとか、盛り上がり最高。

あと対戦も面白い。シングルレートしかやってないものの、ダイマックスの切り方面白いし、ガブランドが消えたおかげでサブウエポンの冷Bが消えたりとか、新鮮さが良い。まだまだ学ぶことは多いし、レートは細々とやっていきたい。

 

他はよくない。

ピカブイの頃から思ってたが、ポケモンはとにかくUIが劣悪、UIをかなぐり捨ててゲームの質に特化したRDR2みたいなことをするならまだしも、凡ゲーの中にできの悪いUIがあるのは普通にプレイしててつらい。

擁護するとこれでもピカブイの頃より進化している。

実はピカブイにも今回の飴みたいなシステムがあるのだが、ピカブイ時代はこれを複数個まとめて与えることができず、ぽちぽちを繰り返して投与していたのだ。そこから考えるとまとめて投与できるというのは本当にすごい進歩、誇っても良い。平安時代くらいのゲームだと思えば遊べる。

 

対戦経験のないプランナーが考えた相手のポケモンが見えない対戦のUI、走りにくい自転車、ミニマップ一つ用意できないワイルドエリア、なぜか任意入れ替えができなくなった道具欄、卵産むごとになぜか入るカットイン、ゲーム体験として普通に質が悪いところがあまりにも多いけど、ポケモンだし許しちゃう。

過去作より孵化から育成までの手間が増えてるのに、バグを利用してスキップできるから対戦しやすくなってると擁護しようと思ったものの、バグ使わないと楽しめないゲームって何?

 

 

このゲームを据え置きゲーだと脳みそが認識できなかった。完全にソシャゲの感覚で遊んでました、ごめんなさい。

でもレートは面白いし、ポケモン対戦が好きな人は楽しめるゲームだと思う。