日記:日本語の文法/銀河ヒッチハイクガイド/冷凍パスタ
今、俺の中で日記ブームが熱い。
ツイッターに書くものでもないけど、一つの記事にするには要素足りなすぎるみたいなのが結構溜まってて、こういうのをまとめて残したい。
普通のブログだとオチのない文章を描くのに罪悪感を覚えてしまうので、日記の形式を取ってみたい。
日本語の文法
NHK教育テレビの手話講座を見てた。
ちょうど仮定法の紹介で、もし〜〜ならばに該当する手話を説明してて、手元で真似しながら眺めてたが、その時に「日本語における仮定法」についてこれまで生きている中で一度も考えたことがないということに気づいた。
もし明日が雨ならば、を仮定法だと思ってこれまで発話したことがあっただろうか。
とはいえ「もし〜ならば」が仮定法に該当するということは当然で、
これまで英語や第二外国語(フランス語だった)を学ぶ中でも仮定法を何も気にせず学んで使ってたが、逆に「もし〜ならば」を日本語表現における仮定法、「if were to」に該当する表現だと自覚的に用いたことがない。
フランス語を学ぶ際に「仮定法」の項目が出てきたときも、日本語における「仮定法」ではなく、英語における「if were to」に該当する表現だと自覚して覚えた方な記憶がある。
これは母語を文法的に学ぶことがないという、ただそれでけ当たり前の話だろう。
同じことが鏡写しで発生しているはずで、おそらく英米人は「if were to 」に対して自覚的に「仮定法」だと思いながら使ってはいないはずだ。
自国語を別の形で、かつ文法に意識しながら使う、「手話」になって初めて自国語の文法に対して使う際に初めて意識的に日本語の「仮定法」を利用する、というのがすごく印象深かった。
語学学校の日本語講師、とか、言語学者とか「言語」を客観視する立場じゃないと
なかなか気づけない気もするがどうなんだろう。
銀河ヒッチハイクガイド
読んだ。SFについての知見を深めたいという意図でいくつかの本を買った一つだが、なかなか面白かった。別にSFに全く詳しいわけじゃないが、これが王道のSFではないことはわかる。もちろん世界観はSFなんだが、SFを下敷きにしたブラックジョークのシニカルなコメディをやりたい、という作者の意図が伝わってくる作品。もともとはラジオドラマでそれを小説に再構成したっぽい。
いちいち表現が人を舐め腐ってると言えばいいのか、
宇宙で2番目のスパコン(一番目はまだ見ぬ未来のスパコンだから)に世界の心理を尋ね,、七万五千世代後に計算が終わり、ついに出てきた答えが「42」でみんながっかりし、もう一度今度はその解釈性を問おうとする、みたいなブラック不条理コメディの色が強い。
とはいえこのような妙ちきりんなSF要素がストーリー展開とうまいこと合うようになってる、という構成は素直に上手くて好き。
似てるものを探したけど、スペースダンディくらいしか思いつかなかった。
コメディSFという点でスペースダンディに近い気がするけど、不条理コメディではないよね。
続編が出てるらしいが、続編までは読まなくていいかな。
不条理コメディはタネが割れると陳腐化しそうで、面白い印象まま俺の記憶の中にいて欲しい。
冷凍パスタ
冷凍パスタがうまい。麺類の中でパスタが一番好きなんだが、近所にパスタ屋がなくてなかなか食えない。自分で作ってもいいんだが、店のパスタの方がうまいから店で食べたい。
3日に一度くらい食べたいのに、という欲求を満たすため、スーパーを探してたときに冷凍パスタを気まぐれで買った。
実は冷凍食品を舐めてて、十分美味しいのは知ってるけど普通に店に行ったほうが大体いいだろうと思ってた。
これが誤りで冷凍パスタで思ったよりパスタ欲が満たせる。
明太パスタが好きなんだが、ママーのこのパスタで十分満足できた。サイゼのパスタよりうまい。
今俺の家の冷凍庫にはnoshとパスタしか入ってない。