【cEDH】刃を咲かせる者、ナジーラ/Najeela, the Blade-Blossom 【No Warrior Najeela】
こんにちは、いむたです。普段はティムクラを使って主に身内でEDHを遊んでいます
ここ一月使っているナジーラについての所感をまとめました。使ってて結構気に入ってるので思考を残しておきます
ナジーラの皮を被りつつ、中身のリストを9割ティムクラにする、
という方針で飯食ってるジェネラルです
最近流行ってると噂のアーキタイプで
戦士要素、無限戦闘要素を最小限に、Turbo Naus とIntuition Breachをよりメインに押し出した形をとっています。
暇があれば100枚解説入れたいんですが、いったん構築方針のみをまとめました
【サマリ】
・ナジーラ戦闘ギミックは弱い
・ティムクラと比較してリソース面でかなりの欠陥を抱える
・5cは強い
・「ちょっと重い代わりに自由の効くログラクフ」として運用
・ナジーラへの依存度をデッキ単位で最小化することでプレイ自由度を高める
・Remoraマリガンの鬼になれ
【ジェネラル紹介】
カード名 | 刃を咲かせる者、ナジーラ |
色 | 赤 |
コスト | (2)(R) |
カードタイプ | クリーチャー |
レアリティ | 神話レア |
カードテキスト | 戦士(Warrior)が1体攻撃するたび、あなたは「それのコントローラーは、白の1/1の戦士クリーチャー・トークンを1体、タップ状態で攻撃している状態で生成する。」を選んでもよい。 (白)(青)(黒)(赤)(緑):攻撃クリーチャーをすべてアンタップする。ターン終了時まで、それらはトランプルと絆魂と速攻を得る。このフェイズの後に、追加の戦闘フェイズを1つ加える。この能力は、戦闘中にのみ起動できる。 |
今更紹介は不要かもしれませんが、一応紹介します。
見た目が赤なのに、5cの起動効果によって全色利用できる脱法ジェネラルです。
Win-conとしてはデリーヴィーやドルイドの保管庫、あとは不気味な雇われ人などの戦闘時に5色を生み出すカードとの1枚コンボで一定の条件勝利するタイプがジェネラル固有で面白いです。
加えて自身のトークンによる倍々ゲームでシンプルに殴り切ることも可能。
1→3→7→15と増えるトークンで殴り勝てるゲームもあるかもしれません。
ナジーラの抱える欠陥
5cで色々できるナジーラですが、ナジーラ自体がいくつかの欠陥を抱えていて
勝ちきれない、特にティムクラなどにカモられがちです。
ジェネラルがリソースを稼がない/その割に固有コンボが遅い
ティムクラやテヴェシュ系統と比較して、ジェネラル内臓の無尽蔵のドロー効果がないため、直線的に動いてるだけだとターンを経るごとに彼らとのリソース差が覆せない状態に追い込まれます。
ではミッドレンジのゲームを否定するログサイラスのようなターボデッキ的立ち位置に入れるかと言われると、ジェネラル固有のクリーチャーコンボがあるものの、召喚酔いに依存する戦闘ギミック、かつ無限マナを着火するために一定の殴り役が必要という
下準備の必要性でどうしても動きが遅くなり、彼らのような2キルを行うのは非現実的です。
類似ギミックのマルコム+光角に比べてさらに一段階遅くなる、というのが体感で
「無限戦闘ギミック要素」そのものが妨害を受けやすい3-4tのレンジでの行動になりがちです。
無限戦闘ギミックは、起動をデリーヴィーで行えばクリーチャーのみのコンボになり、レインジャー長を超えれる強力さはあるものの、基本的に前準備+チューターを介してのプレイになることから、打ち消し、除去が全て当たってしまうというのが脆さの源だと理解しています。
さらに次に話す「可視化された脅威である」という点も弱さの一つでしょう。
「見えてる脅威」になりがち
ナジーラ単体でゲームができる、というのは一見魅力的ですが、
①戦闘が自ターンソーサリータイミングで固定である点
②ナジーラ自体が盤面に居座り、
③トークンが何ターン後にどれだけ膨れ上がるかも見ればわかることから
対面視点で見ると「いつナジーラに殺されるか」が公開情報になってしまいます。
攻撃クリーチャーが数匹必要なデリーヴィーコンボにしろ、シンプルに30匹の戦士で殴るだけにしろ、対面は常にナジーラを処理する猶予と選択肢を持っています。
これは不意の攻防で差し込むむかつきや、弱盤面からの死の国からの脱出のような対面から驚異度を悟られにくいEDHコンボと比較していちばんの弱いポイントでしょう。
ナジーラが怪しくなりそうなところで毒の濁流持ってきて打てばいいや、バウンス打てばいいやという形で簡単な準備でナジーラコンボが詰んでいる状態を作られやすいです。
ではそれらの処理を打ち消しで対応すればいい、というのも不可能です。
ジェネラルのリソース確保ができない点で3人の打ち消しを超えれない、貴重な打ち消しを自分を守るために切ってしまい、しかも勝てない状況を産んでしまい
横のティムクラが安全に残存リソースからむかつきブリーチオラクルパクトを決めてくるでしょう。 なんかゲームに干渉できた気がしますが、実際はゲーム壊してしまうという悲しい結末です。
ナジーラの利点/構築方針
とはいえ流石に強ジェネラルであり、
ナジーラを使う意義は一定存在していると思います。
使ってて楽しいというのもあり、おすすめジェネラルです。
5cであること
身も蓋もないですが、カラーマーカー界最強です。
EDH最弱色である緑を使うメリットは意外と多く、
①マナクリ
②夏の帳による対話拒否札の増量
③選別の儀式という最強対スタックス札
④俗世の教示者/エラダムリーコールなどのクリーチャーサーチ
はどれも強力です
宝石の睡蓮から出る軽量なジェネラル
色拘束が薄く、かつ軽量という点で出しやすさがピカイチです。簡単に出て統率者ピッチを構えやすくなる、戦闘時にトークンを産むことから悪魔の意図や弱者選別が打ちやすいという点で「ちょっと重いけど万能なログラクフ」としての強さがあります
戦士、無限戦闘その他もっさりカードを全排除する
今回のアプローチとして、デリーヴィー以外のナジーラ要素を全て排除しました。
流石に不気味な雇われ人入れてもいいと思うのですが、いったんお試しで排除
ドルイドの保管庫や自然の意志も全部弱いので抜いています。
クリーチャーじゃないという点で評価が5段ほど落ちています。
戦士も全部抜いています。戦士が殴ると追加でトークンが増えるんですが、トークンが増えることに何のメリットも感じないため、採用基準に満たないカードを抜いていくと、戦士が一匹も残りません。
リソースキープをする
対面と着順にもよりますが、マリガンでリソースを探すことを最優先にしましょう。
マナクリ+ナジーラだけのキープも行いません
そもそもマナクリナジーラが弱いため、マナクリの量もかなり厳選して削っています。
マナクリ+教示者キープは行いますがこの場合でも教示者はデリーヴィーやクリプトにせず、Remoraやリス研、頭蓋骨絞めを持ってくるようにします。
①マナクリから2tむかつき/ブリーチ/オラクルパクトをする
②remoraを持ってきてマナクリからremoraを長期的に維持
③ナジーラを高速展開して、最悪のremoraプランを用意しつつデリーヴィーを狙う
あたりのプランニングを柔軟に選ぶのが大事です
最悪remoraが消されてもナジーラでのゲームに切り替えれるので一応受けれてる
(ほぼ死に体)というのが魅力です
おわりに
ナジーラ結構面白いんですが、リソース細すぎて
remoraゲーミングにならないミッドレンジ卓が結構厳し目です
対面のティムナをドレイク幻影の像で奪い取って頑張りたいです。
ナジーラファンの意見を色々聞きたいんで、是非Twitterでもコメントでもご意見いただけると嬉しいです